私は高度経済成長時代に学力=記憶力の詰め込み受験で成長しましたが、昨今は思考力重視に修正されつつあるようです。

受験勉強は楽しくしよう
受験勉強は楽しくしよう

学力=記憶力の詰め込みが思考力重視に修正されつつある受験教育

私は昭和30年代に他の受験生と同様に学校に通いながら高校受験と大学受験の際、予備校にも通って厳しい受験戦争を勝ち抜いて当時の難関校に合格し、それぞれの学生時代を高度経済成長まっただ中で過ごしました。その後、企業の求人活動が異常と思える環境の中で終身雇用制が当たり前だった大企業に入社し、定年まで企業戦士の意識で家庭生活を二の次にして企業業績向上のために働きました。
しかしながら、我々の後輩たち、特にゆとり教育を受けて成長してきた若者が入社する頃から新入社員の行動を見ていると、学力の不足以前に気力が前向きでない、良く言えばおっとりしたタイプの若者が増えてきたように思ったものです。
当時は経済成長期に家庭や身の回りに欲しいものがあり余っていたために、自ら積極的に働き掛ける意欲に乏しいのかも知れないと感じたものでした。

最近は次第に少子化の影響が出てきて大学などは慾を言わなければ大学全入が可能な時代となって、学生全体の学力が一層低下気味だといわれます。
人気の出ていない大学では受験科目を減らして受験生を増やした結果、入学後の大学教育の前に高校時代に勉強しておくべきだった勉強を復習させてから本来の大学教育をスタートさせるほどだというのです。
私の付き合っている工業大学の教授が、「高校時代に数学や理科の科目を選択せずに入学してくる生徒が後を絶たないので大学教育について行かれないほどです」と嘆くほどの学力しか持ち合わせていないようなのです。
私が受験した時代は学力=記憶力といわれるほどでした。社会へ出てその記憶力がすぐに役立ったとは思えませんが、好きでない科目でも覚えようとする忍耐力及び物事の答えを求めるまでの考え方が実社会で非常に役立ったと今でも実感しています。
もちろん、昨今の教育の仕方が大分修正され、思考力に重点を置く勉強に代わってきたことをそれなりに評価したいと思っています。